1. はじめに
MacBookを初めて購入すると、「USB挿すところがない!?」「SDカードのデータ移せないじゃん!!?」なんて状況に陥るのはよくあるお話です。最近のMacBookはスリムでスタイリッシュなデザインの代わりに、USB-Cポートしか搭載していないモデルが増えています。そのため、マウスやUSBメモリ、モニター、SDカードを接続する端子が不足しがち。
そんなときに役立つのがドッキングステーション(ハブ)。もはやMacBookを買ってスポーツ動画撮影の素材管理や卒団ムービーの編集、サッカー撮影・バスケ撮影で溜まったデータのバックアップをしたい人には必需品になっています。
この記事では、パソコンがあまり得意でない方でもわかりやすいように、基本知識からおすすめモデルまでを解説します。最後には用途や予算に合わせたおすすめを紹介しますので、自分に合った一台を選んでみてください。
2. 基本ワードを確認!
まずは最低限知っておきたい用語を整理しておきましょう。
USB-C(Type-C)
最近のMacBookに搭載される細長い端子。裏表なく差し込め、データ転送・映像出力・給電を1本でこなせます。
🧩 USB Type-A(タイプA)
「昔ながらのUSB端子」。平たい長方形で上下の向きがあり、マウス/キーボード/USBメモリ/カードリーダーなどで長年使われてきました。最近のMacBook本体には非搭載のため、Type-A機器はドッキングステーション経由で接続します。
⚡️ PD(Power Delivery/パワーデリバリー)
USB-Cを通じて高出力で充電できる規格。PD対応ハブなら、ハブを使いながらMacBookを同時に充電できます。長時間の編集や会議でも安心。
HDMI / DisplayPort
外部モニター用の映像端子。4K/60Hz対応かどうかで滑らかさが変わります。試合映像レビューや編集プレビューで差が出ます。
Ethernet(LANポート)
有線ネットワーク端子。インターネットに有線接続したり、RAW写真や4K動画など大容量データのアップ/ダウンロードに便利です。が、最近はWiFiの無線接続が主流ですので、覚えなくてもOKです。
ちなみに、ドッキングステーションとハブの違いって?
ざっくり言うと、ハブ=軽量・持ち運び向けの「ポート増設」、ドッキングステーション=据え置き前提で「電源供給+映像+有線LANなどをまとめて安定運用」です。
- 電源:ハブはバスパワー中心(PCからの給電)。ドッキングはACアダプタ同梱が多く、高出力PDでノートを充電しながら周辺機器も安定駆動。
- 映像出力:ハブは1画面出力が中心。ドッキングは複数モニターや高リフレッシュ・高解像度(規格による)に強い。
- 拡張性:ドッキングは有線LAN/音声/複数USB/SD/microSD/高帯域ポートなど端子が豊富。ハブは必要最低限で軽量。
- 用途:外出先の簡易拡張=ハブ/自宅・職場の固定デスク環境の中核=ドッキング。
3. 選び方[使用スタイル別]
USBハブおよびドッキングステーションを選ぶときは、まず 自分がどう使うか を考えるのが重要です。
ライトユーザー
「HDDをパソコンに繋ぎたい」「動画データを共有したい」くらいの用途。→ 価格重視でOK。
標準ユーザー
カメラのSDカードのデータを移したり、モニターや周辺機器を日常的に使用。安定給電やある程度の拡張性が必要。
ガチユーザー
動画編集など重めの作業を快適にやりたい人向け。データの高速通信も重視。例:サッカー撮影・バスケ撮影の4K素材や卒団ムービー編集で、外付けSSD/モニター/カードリーダーを同時運用。
4. 具体的なおすすめ(用途・予算別)
🌸 ライトユーザー向け(シンプル&低価格)

UGREEN Revodok 105 USB C ハブ 5-IN-1
価格目安:手頃/持ち運び重視
- 必要最小限のポートを1本で集約。ライト用途に最適
- 薄型・軽量で外出先のサブ環境にも

UGREEN Revodok USB-C ハブ 6in1 100W USB PD対応
価格目安:コスパ重視/PDで給電しながら使用
- 最大100WのPDパススルーで充電しながら作業
- コンパクトでも接続口はしっかり確保
🎋 標準ユーザー向け(カメラでの写真/動画撮影・バランス重視)

Anker Nano USB-C ハブ (7-in-1, 4K, HDMI)
価格目安:1万円前後/在宅ワークの定番構成
- 7-in-1で日常の周辺機器をまとめて接続
- 4K出力対応で資料表示や映像視聴に◎

エレコム USB Type-C ハブ ドッキングステーション 5-in-1
価格目安:1万円未満/国産ブランドで安心
- 必要十分な拡張性と扱いやすさのバランス
- 据え置きでも持ち運びでも使いやすいサイズ感
🌲 ガチユーザー向け(高性能・クリエイティブ作業用)

Anker 547 USB-C ハブ (7-in-2, for MacBook) Thunderbolt 4 100W USB PD対応
価格目安:1.5万円前後〜/MacBook側面一体型
- MacBookのデザインに溶け込む一体型フォーム
- 高出力PDで編集時も安定

Anker PowerExpand 8-in-1 USB-C PD 10Gbps データ ハブ 100W
価格目安:1.5万円前後〜/据え置き志向の多機能モデル
- 10Gbpsクラスの高速転送で素材管理を効率化
- PD給電と拡張性のバランスが高水準

Anker Prime ドッキングステーション (14-in-1, 8K, Thunderbolt 5) USB PD最大140W出力対応
価格目安:上位モデル/本格デスク環境の中核
- 8K出力やTB5対応など最新仕様で拡張性抜群
- 最大140Wクラスの給電でハイパワーな作業にも
おすすめの商品を紹介しましたが、USBハブ選びってなかなか難しいですよね?当ブログを運営する Highlight LABO.(ハイライトラボ) の代表 木村亮介が、プロスポーツカメラマン&映像クリエイターという立場から今回のテーマ(USBハブ選び)をより深く解説しています。ぜひこちらも参考にしてください。
5. まとめ
- ライトユーザー:UGREEN Revodok 105(5-in-1)、UGREEN Revodok 6-in-1(100W PD)
- 標準ユーザー:Anker Nano 7-in-1、エレコム 5-in-1
- プロユーザー:Anker 547 7-in-2、PowerExpand 8-in-1、Prime 14-in-1(TB5)
このように自分のニーズに合った製品を選べば、MacBookの使い勝手が一気に向上します。
スポーツ動画撮影での素材取り込みや、卒団ムービーの編集・プレビュー環境をスムーズに整え、毎日の作業を効率化しましょう。

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