
スポーツ写真を始めたいと思ったとき、
多くの方が最初に悩むのが「カメラ選び」。
どのカメラを買えばいいのか。
高いカメラじゃないと撮れないのか。
今持っているカメラでは難しいのか。
レンズ付きのセットで買うべきなのか。
調べれば調べるほど、
いろいろな機種が出てきて、
結局どれを選べばいいのか分からなくなってしまう。
そんな方も多いと思います。
まず、最初にお伝えしたいことがあります。
スポーツ撮影を始めるための
「1台目のカメラ探し」。
自分に合ったベストな1台を
ネットで調べ、
お店で探し、
レビューを見て、
何日も悩む。
この時間。
正直、かなりもったいないです。
なぜなら、初心者の段階で、
すべてのメーカー、
すべての機種を比較したとしても、
あなたの希望をすべて叶え、
今後一生使っていける
最高の1台は、なかなか見つからないからです。
カメラ選びは、もちろん大切です。
スポーツ撮影では、
機材選びの知識は、
撮影技術に負けないくらい重要です。
みなさんもそれが分かっているから、
ちゃんと調べるし、悩むんですよね。
これは自然なことで、
決して悪いことではありません。
ただ、カメラに求めるものは、
・自分の撮影レベル
・撮影する競技
・撮りたい写真の方向性
によって、必ず少しずつ変わっていきます。
最初は、
「子どもの試合をちゃんと撮れればいい」
「推しの選手を応援に行った記録として撮れれば」
そんなふうに思っていたのに、
撮り始めてみたら、
「もっと表情までしっかり撮りたい」
「ナイターや体育館でも綺麗に撮れるようになりたい」
「背景がボケた、かっこいい写真を撮りたい」
と、写真に対する願望や目標が
どんどん湧いてくるかもしれません。
逆に、
「思っていたより撮影が大変」
「自分にはそこまで合わないかも」
「撮るより、観て楽しむ方が自分には合う」
そう感じるケースもあるかもしれません。
これは、どちらが良い・悪いという話ではありません。
人には向き不向きがあり、好き嫌いもあります。
好きじゃないスポーツ撮影に
無理して時間とお金を使うのは、
あなたの人生がもったいないですから。
大切なのは、スポーツ撮影というものが
「自分に合うかどうか」を
早めに確かめてみること。
だからこそ、
最初の段階では、
カメラ探しに時間を使いすぎるより、
まずはスポーツ撮影に向いている1台を選び、
実際に撮り始めてみることが大切です。
はじめてみることによって、
「スポーツ撮るのって、めっちゃ楽しい!」
「もっと上手くなりたい!」
「もしかしたら、仕事として本気でやってみたいかも」
そんな感情が湧いてくるかもしれません。
そうなれば、
撮影レベルの上達と一緒に、
初心者向けの機種を卒業するタイミングが
自然とやってきます。
だから、もしあなたがスポーツ写真初心者で、
「カメラを新しく買いたい」
「でも、何を選べばいいか分からない」
そう思って悩んでいるのであれば、
まず、早めにカメラを手にするところから始めてみましょう。
スタートアップはこの2台から選ぶのがおすすめ
結論から言うと、
これからスポーツ撮影を始める
新しい1台を手に入れようとしているなら、
・SONY α6400
・Canon EOS R10
このどちらかを選ぶことを僕はおすすめしています。
なぜ、この2台なのか
スポーツ撮影用のカメラを選ぶときに、
まず見てほしいポイントは大きく3つです。
1つ目は、軽さと扱いやすさ。
2つ目は、必要最低限の連写性能とAF性能。
3つ目は、価格とレンズの選びやすさ。
スポーツ撮影では、
被写体である選手が動き続けます。
走る。投げる。
打つ。蹴る。跳ぶ。
その動きをファインダーを覗きながら追いかける操作が、
スポーツ撮影ではとても大切になります。
だからこそ、
カメラ本体の軽さや構えやすさは、
初心者の方にとって重要なチェックポイントです。
そして、一瞬の表情やプレーを逃さないためには、
必要最低限の連写性能も必要です。
また、動いている選手にピントを合わせるためには、
AF性能も大切になります。
さらに、スポーツ撮影では
レンズ、特に望遠レンズや超望遠レンズをはじめとした
カメラ本体以外の機材にもお金がかかってきます。
この3つを考えたときに、
これから始める人が選びやすく、
費用的にも現実的なカメラとして、
SONY α6400とCanon EOS R10は、
間違いない選択肢だと僕は思います。
SONY α6400
SONY α6400は、
スポーツ撮影をこれから始めたい方にとって、
非常にバランスの良いカメラです。
コンパクトながら、
オートフォーカス性能が高く、
スポーツ撮影にも使いやすい1台です。
最高約11コマ/秒の連写にも対応しているので、
走る、投げる、打つ、蹴るといった
スポーツの一瞬を狙うのにも向いています。
また、SONYのカメラは、
レンズの選択肢が多いことも魅力です。
純正レンズ、つまりSONY製のレンズだけでなく、
高品質なサードパーティー製レンズ、
たとえばSigmaやTamronなどのメーカー製レンズも含めると、
予算や今後の取り組み方に合わせた
レンズを選びやすいです。
また、α6400は本体が比較的コンパクトなので、
持ち運びしやすい点も魅力です。
スポーツ撮影では、
カメラ本体に加えて望遠レンズも使うことになるので、
全体の重さや持ち運びやすさも大切です。
最初の1台として、
価格・性能・レンズ選びのしやすさのバランスが良い。
これが、α6400をおすすめしやすい理由です。
Canon EOS R10
Canon EOS R10も、
これからスポーツ撮影を始める方に
おすすめしやすい1台です。
APS-Cセンサーのミラーレスカメラで、
軽量・コンパクトながら、
連写性能が高いのが魅力です。
α6400よりも高速な
約15コマ/秒の高速連写に対応しているため、
プレーの流れの中の一瞬を狙いやすいカメラです。
また、すでにCanonの一眼レフカメラを
使っているという方で、
「Canonの操作性が好き」
ということであれば、
EOS R10はとても使いやすく感じるかもしれません。
ファインダー、つまり覗き窓がカメラの中央にある形なので、
一眼レフに近い感覚で構えやすいと感じる方もいると思います。
また、モニターがいろいろな方向に動かせるので、
撮影シーンによって構図を確認しやすい点も魅力。
これからCanonでスポーツ撮影を始めたい方にとって、
EOS R10はかなり現実的な候補です。
どちらを選べばいい?
では、
SONY α6400とCanon EOS R10、
どちらを選べばいいのでしょうか。
迷ったら、
僕の個人的な判断基準ですが、
ぜひ参考にしてみてください。
・レンズも含めて、機材の費用をできるだけ抑えたい。
・スポーツ以外のジャンルの撮影にも興味がある。
・コンパクトなデザインが好き。
・ブラックやシルバーなど、本体の色も選びたい。
こういう方は、SONY α6400が向いていると思います。
一方で、
・ファインダーが真ん中にある方が見やすい。
・モニターがいろいろな方向に動く方が好き。
・Canonの操作感が好き。
こういう方は、Canon EOS R10が合いやすいと思います。
どちらも、これからスポーツ撮影を始める1台目としては、
かなり選びやすいカメラです。
ただ、もし僕が、
「どちらか1台を選ぶなら、どちらがおすすめですか?」
と相談されたら、
個人的にはSONY α6400をおすすめすることが多いです。
理由は、やはり
カメラ本体の価格を比較的抑えやすく、
レンズの選択肢も多いからです。
スポーツ撮影では、
カメラ本体だけでなく、
望遠レンズもかなり重要になります。
なので、最初の段階では、
カメラ本体に予算を使い切るよりも、
レンズも含めた全体の予算で考えることが大切です。
その点で、SONY α6400は
中古も含めて探しやすく、
あとからレンズを増やしていく選択肢も広いので、
初心者の方がスポーツ撮影を始める1台目として、
かなり良いと思います。
このくらいの整理で十分です。
もちろん、他にも良いカメラはたくさんあります。
もっと高性能なカメラもありますし、
フルサイズのカメラや、
上位モデルを選ぶ選択肢もあります。
ただ、これからスポーツ撮影を始める段階で、
最初から高額なカメラを選ばなくても大丈夫です。
大切なのは、
スポーツ撮影に必要な性能を押さえたカメラを選び、
そのカメラで撮影の基本を身につけていくことです。
それでも迷うなら、レンタルで試すのもあり
ここまで読んでも、
「やっぱり実際に使ってみないと分からない」
「買ってから後悔したらどうしよう」
「持った感じや重さも気になる」
という方もいると思います。
そういう場合は、
いきなり買わずにレンタルで試してみるのもおすすめです。
最近は、カメラやレンズを
数日単位で借りられるレンタルサービスがあります。
実際にカメラを持ってみると、
思ったより軽い。
ファインダーが見やすい。
ボタンの位置が使いやすい。
逆に、自分には少し合わないかもしれない。
こういったことが分かります。
カメラはスペックだけでは判断しきれない部分もあります。
手に持ったときの感覚。
ファインダーの見え方。
メニューの分かりやすさ。
レンズを付けたときの重さ。
こういったものは、
実際に触ってみないと分かりません。
もし購入前にどうしても不安がある方は、
レンタルで1度試してから決めるのも良いと思います。
特に、カメラ本体だけでなく、
望遠レンズも一緒に試せると、
スポーツ撮影のイメージがかなり掴みやすくなります。
高いカメラを買えば、それだけで上手くなるわけではない
ここはとても大事です。
スポーツ撮影では、
機材選びは本当に重要です。
今のカメラやレンズに限界を感じて、
買い替えを考えるのは自然なことです。
ただし、
高いカメラを買えば、
それだけで撮れる写真の質が上がるわけではありません。
どれだけ良いカメラを使っても、
設定がスポーツ向きになっていなければ、
ピントは外れます。
シャッタースピードが足りなければ、
写真はブレます。
構図を意識しなければ、
選手が写っていても、
なんだか普通の写真に見えてしまいます。
つまり、カメラ選びと撮影技術はセットです。
良い機材を選ぶこと。
そして、その機材を使いこなすための基本を学ぶこと。
この両方が大切です。
今日のまとめ
今日の内容をまとめます。
スポーツ撮影では、
機材選びの知識が
撮影技術に負けないくらい重要。
でも、最初から完璧な1台を
探すことは、正直なところ不可能。
なぜなら、これからあなたの
撮影技術、そしてスポーツ撮影に対する視座は
間違いなくステップアップしていくから。
今の段階で悩んでいる時間は
もったいないので、
もし、カメラを選ぶ段階で
足踏みしてしまっているのであれば、
今日のお話を参考に
SONY α6400かCanon EOS R10、
どちらかを手に取って、第一歩を踏み出してみましょう。
大切なのは、まずは撮ってみること。
実際に撮ってみることで、
「スポーツ撮影って楽しい」
「もっと上手くなりたい」
「自分にはこういう機材が必要なんだ」
ということを、まずは肌で感じてみましょう。
今回は「カメラ選び」にフォーカスして
お話をしましたが、
「じゃあ、レンズ選びはどうするの?」
そう思っていらっしゃる方も多いと思います。
次回は、このスタートアップ講座
最終日となる5日目。
スポーツ撮影でとても重要な
「レンズ選び」についてお話しします。
カメラ本体を選んだら、
次に考えたいのがレンズです。
同じカメラでも、
どんなレンズを使うかによって、
撮れる写真は大きく変わります。
5日目では、
「はじめの1本」と「本気の1本」
これらを撮影競技別に解説していきます。
