カメラやレンズを買ったあと、意外と見落としがちなのが保管方法です。
特に気をつけたいのが、レンズのカビ対策です。
せっかくスポーツ撮影のためにカメラや望遠レンズをそろえても、湿気の多い場所にそのまま置いておくと、レンズにカビが発生してしまうことがあります。
カビ対策について調べてみると、
「防湿庫で保管しましょう」
「ドライボックスでも大丈夫です」
「湿度管理が大切です」
といった情報が出てきます。
ここで迷うのが、
結局、防湿庫とドライボックスはどちらを選べばいいの?
ということだと思います。
この記事では、スポーツの現場で写真・映像制作を行っている木村亮介が、カメラ初心者の方に向けて、防湿庫とドライボックスの違い、カビ対策としての効果、コスト面での考え方をわかりやすく解説します。
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この記事では、次の内容を解説します。
・レンズにカビ対策が必要な理由
・防湿庫とドライボックスの違い
・カビ防止に必要な湿度の目安
・防湿庫とドライボックスのコスト比較
・初心者にはどちらがおすすめか
・レンズを長く使うために大切なこと
カメラやレンズを買ったばかりの方、保管方法で迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
レンズの保管で大切なのは「湿度管理」
カメラレンズの保管で大切なのは、湿度管理です。
レンズは精密機器です。
湿気の多い場所に長く置いておくと、レンズ内部にカビが発生することがあります。
一度レンズにカビが生えてしまうと、クリーニングに費用がかかったり、状態によっては完全に取りきれなかったりすることもあります。
特に、日本は湿度が高い季節があるため、カメラやレンズをそのまま棚やバッグの中に入れっぱなしにするのはおすすめできません。
レンズを長く使うためには、湿気を避けて保管することが大切です。
防湿庫とドライボックスのカビ防止効果は違う?
まず気になるのが、防湿庫とドライボックスでカビ防止効果に差があるのかという点です。
結論から言うと、適切に使えていれば、どちらもカビ対策として有効です。
レンズのカビ対策では、湿度を高くしすぎないことが重要です。
カビの活動は湿度60%以上で活発になると言われており、レンズ保管では湿度40〜50%程度を目安にすることが推奨されています。
防湿庫は電気の力で庫内の湿度を管理します。
一方、ドライボックスは密閉できるケースの中に除湿剤を入れて湿度を下げます。
仕組みは違いますが、どちらも適正な湿度を保てていれば、カビ対策としての役割は果たせます。
防湿庫とは?
防湿庫とは、カメラやレンズを保管するための専用収納庫です。
電気の力で庫内の湿度を一定に保つことができるため、カメラやレンズを入れておくだけで湿度管理がしやすくなります。
防湿庫のメリットは、次の通りです。
・湿度管理がしやすい
・カメラやレンズをまとめて収納しやすい
・出し入れしやすい
・見た目がかっこいい
・機材が増えても管理しやすい
一方で、デメリットもあります。
・初期費用が高め
・設置スペースが必要
・電源が必要
・一度買うと置き場所を変えにくい
防湿庫は、カメラやレンズを複数持っている方や、見た目も含めて機材をきれいに保管したい方に向いています。
ドライボックスとは?
ドライボックスとは、密閉できるプラスチックケースの中に除湿剤を入れて、カメラやレンズを保管する方法です。
防湿庫よりも安く始めやすく、カメラ初心者の方にも導入しやすい保管方法です。
ドライボックスのメリットは、次の通りです。
・初期費用が安い
・電源がいらない
・置き場所を変えやすい
・小さく始められる
・初心者でも導入しやすい
一方で、注意点もあります。
・除湿剤の交換が必要
・湿度計を見て管理する必要がある
・機材が増えると収納しにくくなる
・出し入れのたびに少し手間がかかる
カメラやレンズがまだ少ない方、できるだけ費用を抑えて保管したい方には、ドライボックスが向いています。
コストで考えると、初心者はドライボックスからでOK
防湿庫とドライボックスで迷ったとき、初心者の方はまずドライボックスから始めてOKです。
理由は、初期費用を抑えられるからです。
レンズ2〜3本分の保管を想定すると、ドライボックスは1個2,000〜3,000円、防湿庫は1台1.5〜2万円ほどで購入できます。さらに、(細かい計算は割愛しますが)防湿庫の電気代とドライボックスの除湿剤代は、年間で見ると大きな金額差がなく、初期費用の額で比較するとドライボックスが圧倒的に有利となります。
これからスポーツ撮影を始める方は、カメラ本体、レンズ、SDカード、予備バッテリーなど、ほかにも必要なものが多くあります。
そのため、最初から高価な防湿庫を買うよりも、まずはドライボックスで保管環境を整える方が始めやすいです。
防湿庫を選ぶのも十分あり
費用面ではドライボックスが始めやすいですが、防湿庫を選ぶのも十分ありです。
防湿庫には、ドライボックスにはない魅力があります。
特に大きいのは、機材をきれいに収納できることです。
カメラやレンズがきれいに並んでいると、見た目にも気持ちが良く、撮影へのモチベーションも上がります。
現記事でも、防湿庫にはコスト以外にインテリアとしての魅力があり、見た目に魅力を感じるなら防湿庫を選ぶのも良いと紹介されています。
また、機材が増えてきた場合は、ドライボックスより防湿庫の方が管理しやすくなることもあります。
カメラやレンズを複数持つようになったら、防湿庫へのステップアップを検討しても良いでしょう。
防湿庫とドライボックス、どちらを選べばいい?
ここまでの内容を整理すると、次のように考えると選びやすいです。
ドライボックスがおすすめの人
・カメラやレンズがまだ少ない
・初期費用を抑えたい
・まずは最低限のカビ対策をしたい
・置き場所を柔軟に変えたい
・電源を使わずに保管したい
これからスポーツ撮影を始める初心者の方なら、まずはドライボックスで十分です。
湿度計付きのドライボックスを選び、除湿剤を入れて40〜50%前後を目安に管理すれば、カビ対策としてはかなり安心できます。
防湿庫がおすすめの人
・カメラやレンズが増えてきた
・機材をまとめてきれいに収納したい
・出し入れのしやすさを重視したい
・湿度管理の手間を減らしたい
・部屋に置いたときの見た目も大切にしたい
防湿庫は、機材が増えてきた方や、長くカメラを続けたい方に向いています。
初期費用はかかりますが、管理しやすさや見た目の満足感は大きいです。
レンズのカビ対策でやってはいけないこと
防湿庫やドライボックスを使う前に、避けたい保管方法も知っておきましょう。
カメラバッグに入れっぱなしにする
撮影後、カメラバッグに入れたまま放置するのは避けた方が良いです。
カメラバッグは持ち運びには便利ですが、長期保管には向いていません。
撮影後の湿気や砂ぼこりが残ったままになりやすく、風通しも良くありません。
湿度の高い部屋に置きっぱなしにする
押し入れ、クローゼット、窓際など、湿気がこもりやすい場所に置きっぱなしにするのも注意が必要です。
特に梅雨時期や夏場は、湿度が高くなりやすいので気をつけましょう。
レンズを長期間まったく使わない
レンズは、使わずに長く置いておくこともカビの原因になりやすいです。
レンズは使用することで内部の空気が入れ替わり、これがカビ予防につながると考えられています。
レンズは保管するだけでなく、定期的に使うことも大切です。
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まとめ|初心者はドライボックス、本格的に続けるなら防湿庫もあり
防湿庫とドライボックスは、どちらもレンズのカビ対策に使える保管方法です。
大切なのは、保管場所の湿度を高くしすぎないこと。
レンズ保管では、湿度40〜50%前後を目安に管理すると安心です。
初心者の方や、カメラ・レンズがまだ少ない方は、まずドライボックスから始めてOKです。
初期費用を抑えながら、必要なカビ対策を始められます。
一方で、機材が増えてきた方、見た目も含めてきれいに収納したい方、湿度管理の手間を減らしたい方は、防湿庫を選ぶのも良いでしょう。
そして、カメラやレンズは保管するだけでなく、使うことも大切です。
機材をしっかり守りながら、どんどん撮影に出かけて、スポーツ写真を楽しんでいきましょう。
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