スポーツ撮影に使うSDカードの選び方|容量・速度・マークの見方を初心者向けに解説

スポーツ写真を始めるためにカメラやレンズを用意したら、次に必要になるのがSDカードです。

ただ、いざSDカードを買おうとすると、

「何GBを選べばいいの?」
「書き込み速度って何?」
「U3やV30のマークは何を意味しているの?」
「高いSDカードを買わないと、スポーツ撮影はできないの?」

と迷ってしまう方は多いと思います。

SDカードは、ただ写真を保存するだけのものに見えるかもしれません。

でも、スポーツ撮影では連写を使うことが多く、一度にたくさんの写真データを記録します。
そのため、SDカードの容量や書き込み速度が足りないと、撮影中に不便を感じることがあります。

特に、子どもの野球やサッカー、バスケットボール、バレーボールなどを撮る場合、決定的な瞬間は一度きりです。

「連写したいのに記録が追いつかない」
「途中で容量がいっぱいになった」
「撮った写真をSDカードに入れっぱなしにしていて不安」

ということにならないように、SDカードの基本を知っておくことが大切です。

この記事では、スポーツの現場で写真・映像制作を行っている木村亮介が、スポーツ撮影初心者の方に向けて、SDカードの選び方をわかりやすく解説します。

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この記事では、次の内容を解説します。

・スポーツ撮影に必要なSDカードの容量
・写真中心なら何GBを選べばいいのか
・動画やRAW撮影をする場合の考え方
・書き込み速度が大切な理由
・U3やV30などのマークの見方
・SDカードに写真を入れっぱなしにしない方がいい理由
・初心者が失敗しにくいSDカードの選び方

目次

スポーツ撮影では、なぜSDカード選びが大切なのか


スポーツ撮影では、一般的なスナップ写真よりも撮影枚数が多くなりやすいです。

理由は、連写を使うからです。

ピッチャーがボールを投げる瞬間、バッターが打つ瞬間、サッカーでシュートを打つ瞬間、バスケットボールでジャンプする瞬間など、スポーツでは一瞬の動きを逃したくない場面が多くあります。

そのため、1枚ずつ撮るのではなく、シャッターボタンを押し続けて連写することが多くなります。

連写をすると、短時間でたくさんの写真データが作られます。
そのデータをSDカードに記録していくため、SDカードの性能が低いと、記録に時間がかかったり、次の連写に移りにくくなりやすいです。

つまり、SDカードは「ただ保存できればいいもの」ではありません。

スポーツ撮影では、容量書き込み速度の両方を見て選ぶことが大切です。


スポーツ撮影用SDカードを選ぶときのポイント

スポーツ撮影用のSDカードを選ぶときに見るべきポイントは、主に次の3つです。

・容量
・書き込み速度
・最低保証速度のマーク

この3つを押さえておけば、初心者の方でも大きく失敗しにくくなります。


① 容量|写真中心なら32GB〜64GBが目安

まず見るべきポイントは、SDカードの容量です。

容量とは、どれくらい写真や動画を保存できるかを表す数字です。

SDカードには、

32GB
64GB
128GB
256GB

など、さまざまな容量があります。

写真中心でスポーツ撮影をする場合、まずは32GB〜64GBを目安にすると良いです。

動画をほとんど撮らず、撮影後に写真をパソコンなどへ移す前提であれば、最初は32GBでも十分かもしれません。1試合あたり400〜500枚、1枚10MB程度とすると、1試合で4〜5GB程度という計算です。


32GBと64GB、どちらを選べばいい?

初心者の方が迷うのが、32GBと64GB、どちらが良いかです。

写真だけを撮るなら、32GBでも撮影できる場面は多いです。

ただし、次のような方は64GBを選んでおくと安心です。

・1日に複数試合を撮る
・連写を多めに使う
・RAWでも撮影したい
・動画も少し撮る可能性がある
・撮影後すぐにデータ移行できないことがある

逆に、

・写真はJPEG中心
・1試合ごとにデータを移す
・動画はほとんど撮らない
・まずは費用を抑えたい

という方なら、32GBでも始められます。

ただし、SDカードは写真の保存先になる大切な道具です。
容量がギリギリだと撮影中に不安が出やすいので、迷ったら64GBを選ぶと安心です。

② 書き込み速度|連写するなら重要

次に大切なのが、書き込み速度です。

書き込み速度とは、カメラで撮った写真データをSDカードに記録する速さのことです。

スポーツ撮影では連写を使うことが多いため、短時間で大量の写真データが発生します。

カメラは、撮った写真を一時的にカメラ内部にためてから、SDカードへ記録します。
この記録が遅いと、次の連写に移るまで時間がかかったり、連写が途中で詰まることがあります。

特に、動きが続くスポーツでは、書き込み速度が遅いSDカードを使うと、次のシャッターチャンスに間に合わない可能性があります。

スポーツ撮影用として選ぶなら、最低限としてU3またはV30の表記があるSDカードを選ぶのがおすすめです。


③ 最高速度より「最低保証速度」を見る

SDカードを選ぶときに注意したいのが、パッケージに大きく書かれている速度表示です。

たとえば、SDカードには、

100MB/s
170MB/s
200MB/s

のような数字が書かれていることがあります。

この数字を見ると、「このカードなら常にその速度で記録できる」と思ってしまうかもしれません。

ただし、パッケージに大きく書かれている数字は、多くの場合「最大速度」や「読み込み速度」であることが多いです。

実際の撮影で重要なのは、条件が良いときの最高速度だけではありません。

スポーツ撮影では、連写中に安定して記録できることが大切です。

そのため、見るべきなのは最低保証速度です。

最低保証速度を確認するために見るのが、次のようなマークです。

・U3
・V30
・V60
・V90

初心者のスポーツ撮影なら、まずはU3またはV30を目安にすると良いです。


U3とは?

U3は、UHSスピードクラスという規格のひとつです。

SDカードに、Uのようなマークの中に数字が書かれていることがあります。

U1は、最低10MB/s
U3は、最低30MB/s

の書き込み速度を保証する目安です。

スポーツ撮影では連写を使うため、U1よりもU3を選ぶ方が安心です。

特に、写真中心でスポーツを撮る場合は、U3の表記があるカードを選ぶと大きく失敗しにくくなります。


V30とは?

V30は、ビデオスピードクラスという規格のひとつです。

名前に「ビデオ」とありますが、写真撮影でも参考になります。

V10は、最低10MB/s
V30は、最低30MB/s
V60は、最低60MB/s
V90は、最低90MB/s

の書き込み速度を保証する目安です。

スポーツ写真を撮るなら、まずはV30がひとつの目安です。

動画も本格的に撮る方や、高画素機で連写を多用する方は、V60以上も候補になります。

ただし、初心者の方が写真中心でスポーツ撮影を始めるなら、予算を抑えるためにV30を選ぶケースも多いです。


写真中心ならどのSDカードを選べばいい?

写真中心でスポーツ撮影をするなら、まずは次の条件を目安にすると選びやすいです。

・容量:64GB前後
・スピードクラス:U3
・ビデオスピードクラス:V30
・信頼できるメーカー
・複数枚用意する

現記事では32GBでも十分という考え方が紹介されていますが、現在のカメラ事情を考えると、これから買うなら64GBを選ぶ方が余裕があります。

特に、RAW撮影や動画も少し試してみたい方は、64GB以上を選んでおくと安心です。


動画も撮るなら容量と速度に余裕を持つ

写真だけでなく動画も撮りたい場合は、SDカード選びの考え方が少し変わります。

動画は写真よりも容量を使います。

特に、4K動画や高ビットレート動画を撮る場合、容量も書き込み速度も必要になります。

そのため、動画も撮る方は、

・64GB以上
・できれば128GBも検討
・V30以上
・撮影する動画設定に対応したカード

を選ぶと安心です。

動画性能が高いカメラを使っている場合、カメラ側が推奨するSDカード条件も確認しましょう。

最近は「写真も動画も少し撮りたい」という方が多いので、動画を撮る可能性がある方は容量に余裕を持つのがおすすめです。


SDカードは1枚だけでなく複数枚持つ

SDカードは、できれば1枚だけでなく複数枚用意しておくのがおすすめです。

理由は、トラブル対策です。

1枚の大容量カードだけで運用していると、そのカードが不具合を起こしたときに、撮影を続けられなくなります。

また、撮影済みデータが入ったカードを使い続けると、誤って消してしまうリスクもあります。

スポーツ撮影では、同じ瞬間を撮り直すことができません。

そのため、

・撮影用
・予備用
・撮影済み保管用

のように、複数枚を分けて使うと安心です。

初心者の方なら、まずは64GBを2枚くらいから始めると扱いやすいです。


SDカードに写真を入れっぱなしにしない

SDカードは、写真を長期間保存するための場所ではありません。

あくまで、撮影時に一時的に写真を記録するためのメディアです。

撮影が終わったら、できるだけ早めにパソコンや外付けストレージなどにデータを移しましょう。

SDカード内で撮った写真を長期保管するのは避け、撮影後は早めにパソコンなど安全な場所へ移すようにしてください。

理想は、次のように複数の場所に保存することです。

・パソコン本体
・外付けHDDやSSD
・クラウドストレージ

スポーツ写真は、撮り直しができない記録です。

SDカード選びだけでなく、撮った後のデータ管理まで考えておくことが大切です。


初心者がSDカード選びで失敗しないためのチェックリスト

スポーツ撮影用のSDカードを選ぶときは、次の項目を確認しましょう。

・写真中心なら64GB前後を目安にする
・動画も撮るなら64GB〜128GBを検討する
・U3のマークがあるか確認する
・V30以上のマークがあるか確認する
・有名メーカー・信頼できる販売店から購入する
・1枚だけでなく複数枚用意する
・撮影後は早めにPCや外付けストレージへ保存する

このあたりを押さえておけば、初心者の方でも大きく失敗しにくいです。


SDカードを買えば、スポーツ写真は安心?

SDカード選びは、スポーツ撮影の大切な準備のひとつです。

ただし、良いSDカードを買えば、それだけでスポーツ写真がうまく撮れるわけではありません。

スポーツ撮影では、次のような知識も必要になります。

・シャッタースピードの決め方
・ピントの合わせ方
・連写の使い方
・撮影ポジションの考え方
・構図の作り方
・写真データの整理方法
・撮影後のバックアップ方法

特に初心者の方は、

「カメラが悪いのか」
「SDカードが遅いのか」
「設定が合っていないのか」
「撮り方に原因があるのか」

を判断しにくいと思います。

だからこそ、機材だけでなく、スポーツ撮影の基本も一緒に知っておくことが大切です。

スポーツ撮影をこれから始める方へ

SDカードを選ぶことは、スポーツ撮影の大切な準備のひとつです。

ただ、実際に撮り始めると、

「ピントが合わない」
「選手が小さく写る」
「写真が暗くなる」
「どの設定で撮ればいいかわからない」

といった悩みが出てくる方も多いです。

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まとめ|スポーツ撮影用SDカードは「容量」と「速度」で選ぼう

スポーツ撮影用のSDカードを選ぶときは、容量と書き込み速度を確認しましょう。

写真中心なら、まずは64GB前後が使いやすいです。
動画やRAW撮影もする方は、64GB〜128GBを検討すると安心です。

書き込み速度は、連写撮影に影響します。
スポーツ撮影では、最低保証速度を示すU3V30のマークがあるものを選ぶのがおすすめです。

また、SDカードは写真を長期保存する場所ではありません。

撮影後はできるだけ早めにパソコンや外付けストレージに保存し、必要であれば複数の場所にバックアップしておきましょう。

スポーツ写真は、その瞬間にしか撮れない大切な記録です。

だからこそ、撮るための準備だけでなく、撮った写真を守る準備まで考えておくことが大切です。


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スポーツ写真を始めるうえで、最初に知っておきたい考え方をまとめています。

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